歯ぎしり/食いしばり

当院の歯ぎしり・食いしばり治療

生活習慣の指導・アドバイス

歯ぎしりや食いしばりは無意識が多く、まずはその事実を自覚することが重要です。上下の歯が当たったり、顎に力が入ったりしている際は、意識的に力を抜く癖をつけて改善するように心がけましょう。

また、パソコンやスマートフォンなどを見た時に顎に力が入っていないかを確認したり、付線に「くいしばり」と書いて目につくところに貼るなど、少しの意識付けで改善につながる場合があります。

時間はかかりますが、習慣化すると自然に顎の力を抜けるようになっていきます。

マウスピース治療

マウスピースを使用し、悪化の防止と症状の改善をめざします。かみ合わせの安定や顎にかかるダメージの軽減など、マウスピースにはさまざまな種類があり、患者さんの症状に合わせて使用します。
症状が一時的に良くなっても、元通りになる可能性も考慮し、継続した使用が必要です。睡眠中の装着がメインですが、可能であれば日中も装着していただくと、歯ぎしりや食いしばりの予防につながります。
保険適用が可能なタイプのマウスピースもありますので、まずはお気軽にご相談ください。

エラボトックス治療

ボトックスとは、「ボツリヌス菌」という菌が作る毒素を体に害がない程度まで薄めて使用する治療です。これを「咬筋」と呼ばれる、顎を閉じる筋肉に注入することで筋肉が委縮し、食いしばりや顎関節症を緩和させる事が可能です。ボトックスは1990年頃から「顔面痙攣」などの治療として長く使われているもので、十分な安全性が証明されています。また、注射のみを用いるため傷跡も残りません。

美容外科では「小顔効果」として目にする治療ですが、施術内容はほぼ同じと考えていただいて大丈夫です。

歯ぎしり・食いしばり治療の流れ

1. 01

   カウンセリング

   カンセリングでは、症状やお悩みなど、お口の状態をお伺いします。気になることは遠慮せずに、何でもご相談ください。

2. 02

   口内環境を整える

   検査からむし歯や歯周病が明らかになった場合は、症状の悪化を防ぐためにも、優先して治療を行います。口腔環境が整い次第、マウスピースを用いた治療を進めていきます。

3. 03

   噛み合わせの調整

   できる範囲でかみ合わせを調整し、しっかりと咬める状態をめざします。そのうえで必要だと判断した場合に限り、マウスピース治療を開始します。（※噛み合わせの調整の結果、「エラボトックス治療」をご提案させていただく場合がございます。）

4. 04

   マウスピースの作製

   型取りを行い、マウスピースを作製します。マウスピースの完成には、2日～3日程度のお時間を頂戴します。

5. 05

   マウスピースの着用

   1週間ほど継続してマウスピースを使用しましょう。その後は再度ご来院いただき、マウスピースや口腔内の状態を確認し、調整を加えていきます。

6. 06

   継続的なメインテナンス

   歯ぎしり・食いしばりの多くは日常の癖の積み重ねです。完全な改善にはとても時間がかかり、治ったと思っても再発することもあります。 お口の健康を保つためにも、定期的にメインテナンスに行き、確認をしましょう。

料金

料金はすべて税込みです。