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入れ歯を新しく作った時は、必ず慣れの期間が必要になります。口の中に入れているだけでも異物感がありますし、「喋る」「食べる」にも違和感が出るので、まず１週間は根気よく装着してください。ただし、「痛くて噛めない」「口内炎が出来た」と言った症状の時は義歯を外しても構いません。
何かあれば調整するので次回の来院時にお持ちください。症状が酷い場合には早めの調整も可能です。

入れ歯を外すタイミングは基本的に「食後の歯ブラシ」の時と「寝る時」です。
夕食後、歯磨きの際に入れ歯を外したら、入れ歯の洗浄をして、そのまま大切に保管をしてください。

最初はやわらかいものや、きざんだものからゆっくり始めてください。
また、総入れ歯は前歯で噛むと義歯が回転して外れやすいです。奥歯で噛む練習を始めましょう。

部分入れ歯は金具があるので着脱の際に注意が必要です。
装着する際は金具の位置を確かめながら最後まで指で押し込んで装着してください。慣れてくると時々、歯で噛み込んで装着する人がいるのですが、一歩間違えると入れ歯が割れる原因になります。
また、外す際は金具の部分に指をかけて真っすぐに上げて（下げて）外してください。

金具がきつい・緩い場合は調整しますので、次の来院時にご相談ください。

食後の歯ブラシは必ず義歯を外してから。義歯もしっかりと洗浄してください。
毎食後、流水下で専用のブラシを使って汚れを落としてください。
（ブラシが無い場合は指でしっかりと洗ってください。）

就寝時には必ず義歯を外し水または洗浄剤に漬けて下さい。
（乾燥は素材の劣化につながります）
お湯に漬けると義歯が変形する恐れがあるので、40℃以下で取り扱うようにしてください。
破損や紛失をしないよう、外したら必ずケースなどに入れて保管してください。
義歯洗浄剤は、汚れや臭いが気になるようであれば1〜2日の間隔で就寝前に使ってみてください。 必ず使わないといけないものではないですが、費用も掛かるものなのでお好みで使っていただいています。

歯磨き粉はプラスチック部分に傷がつく原因になるので使用しないでください。

お口の状態は年齢とともに変化します。
徐々に入れ歯が合わなくなる事もあるので、具合が悪い場合は自分で調節せず歯科医院に相談しましょう。