赤坂で最新の歯科治療を受けるなら青山通り歯科へ。CAD/CAMってなに?
目次
はじめに
赤坂で歯科医院をお探しの方へ。「CAD/CAM(キャドキャム)」という言葉を耳にしたことがありますか?
これは最新の歯科治療で使用される技術であり、セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜたハイブリッドレジン材料の歯科補擦物を制作するために使われています。本記事では、CAD/CAM冠について詳しく解説し、そのメリットやデメリット、寿命に関するエビデンスなどをお伝えします。
CAD/CAMとは?
CAD/CAMは「Computer-Aided Design/Computer-Aided Manufacturing」の略で、コンピューターを用いて物の設計~制作をする技術で、工業界では昔からある技術です。歯科の世界ではここ数年でかなり一般的な技術となってきています。
CAD/CAM製の補綴物(つめもの・かぶせ物)は2014年に厚生労働省により初めて歯科保険で適用になったのを皮切りに、徐々に素材の進化・適用条件が緩和が進み、今では殆どの奥歯のクラウンとインレーが保険適用の補擦物として提供可能となっています。この制度の導入により、金属アレルギーのリスクを軽減し、より多くの患者が安心して治療を受けられる環境が整いました。
工業界の主なCAD/CAMの例
(あくまで画像はイメージです)
・輸送機器の製造(自動車や航空機)
CAD/CAMは、自動車や航空機の製造で欠かせない技術です。例えば、自動車のエンジン部品や航空機の翼など、複雑で高精度が求められる部品を設計・製造する際に活用されています。CADで設計した3Dモデルを基に、CAMが正確に材料を加工し、軽量で頑丈な部品を作り出します。これにより、安全性と効率性が向上しています。

・家電製品のデザインと製造
冷蔵庫や洗濯機、スマートフォンなどの家電製品のデザインにもCAD/CAMが使われています。これにより、外観デザインから内部構造の設計まで一貫して行えます。例えば、スマートフォンの薄型ボディや複雑な内部基板は、CADで設計され、CAMを使って精密に加工されます。この技術により、高性能で美しい家電製品が実現しています。

・宝飾品のデザインと製造
ジュエリー業界では、CADを使って指輪やネックレスのデザインを詳細に作り込み、CAMによってそのデザインを正確に製造します。特に、複雑な模様やカスタムオーダーのジュエリー製作において、手作業では難しい精度を実現しています。

CAD/CAM冠の材料について
CAD/CAM冠は、セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜ合わせたハイブリッドレジン材料で作られます。この材料は、天然歯に近い見た目と耐久性を兼ね備えており、寿命は5〜7年と報告されています。
例えば、J-STAGEの研究「CAD/CAM冠治療の現状と展望」では、この技術が患者満足度に与える影響について調査されています。この研究によると、適切な咬合調整とメンテナンスを行うことで、CAD/CAM冠は従来の材料に匹敵する耐久性を発揮するとされています(参考:J-STAGE)。
また、CAD/CAM冠の材料は金属アレルギーを起こしにくい点でも優れています。金属を一切使用しないことで、金属アレルギーを持つ患者にも適用可能であり、特に美容面や健康面を重視する方に選ばれています。

@aoyamadori_dental (公式Instagramより引用)
CAD/CAMインレーとクラウンのメリット
- 審美性: セラミックが使用されているため、自然な色合いを再現でき、笑ったときも目立たない美しい仕上がりです。
- 金属アレルギーのリスク軽減: 金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクがありません。
- 保険適用: 一部のケースでは保険適用可能なため、費用を抑えつつ治療が受けられます。
- 治療時間短縮: デジタル技術を駆使して短期間で補擦物を製作可能です。
CAD/CAM冠のデメリット
- 耐久性: ハイブリッドレジンはセラミックや金属ほどの耐久性はなく、強い咬合力により摩耗や破損する可能性があります。
- 適用部位の制限: 主に小臼歯や大臼歯での使用が一般的ですが、強度に限界があるので負荷がかかりにくい場所に適しています。
- 自費治療のケース: 審美性や耐久性をさらに向上させる素材を使用する場合、保険適用外となる可能性があります。
青山通り歯科の強み
青山通り歯科では、光学式3Dスキャナーをいち早く導入し、5年以上にわたりCAD/CAMをはじめとするデジタル治療を実施しています。当院は、特にデジタル技術に特化した歯科技工所「Dental Labo Omochi」と連携し、高精度かつ高品質な補擦物を提供しています。

特に、以下の点が当院の強みです:
- 高い審美性: CAD/CAM技術を活用して、患者さま一人ひとりに合わせた自然な仕上がりを実現。色調や形状の微調整を行うことで、天然歯に近い仕上がりを追求しています。
- 専門技工所「Dental Labo Omochi」との連携: デジタルに熟練した技工士との共同作業により、CAD/CAMをはじめ、保険適用外のセラミック補綴に関しても非常に精度の高い補擦物を短期間で提供することができます。
- 経験豊富なスタッフ: 導入から現在までの間に、多くの症例を積み重ねてきた知識・経験豊富なスタッフが対応いたします。これにより、患者さまの多様なニーズに的確に応えることができます。

「Dental Labo Omochi」との連携は、単なる技術的なサポートだけでなく、患者さまにとって最適な補擦物を提供するための質の高い製作環境を実現しています。このパートナーシップにより、青山通り歯科ではデジタル治療における最先端の選択肢をご提供できます。
また、赤坂見附や青山一丁目といった複数の駅が利用できる立地にある青山通り歯科は、アクセスの良さも魅力の一つです。駅からは少々距離がありますが、遠方では静岡や茨城から通ってくださる方もいらっしゃいます。
まとめ
CAD/CAM技術による歯科治療は、審美性や機能性を兼ね備えた最新の方法です。赤坂の青山通り歯科では、患者さんのご希望に合わせた治療を提供し、美しい笑顔と健康な歯をサポートします。CAD/CAM冠やインレーに関するご相談は、ぜひ当院までお問い合わせください。

青山通り歯科 院長
2008年に日本歯科大学を卒業後、数々の臨床経験を積み、現在は青山通り歯科の院長として患者様に寄り添う治療を提供しています。最新のデジタル技術を活用し、審美歯科から予防歯科まで幅広い診療を行うことで、多くの患者様の信頼を得ています。