こんにちは。赤坂の青山通り歯科。院長の矢島です。

 

先日、ついに国から都道府県を限定して「緊急事態宣言」が発令されましたね。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年4月8日版)

右肩上がりで感染者数も増える中、「これまでの認識が間違ってたの?」という新たな発見があったり、「治療が出来るかもし れない!」という嬉しい噂が流れ始めたりしていますね。そんな中でも、どういった意図かはわかりませんが、嘘・デマ情報を流す輩や、コロナ関連の詐欺被害が起こり始めている事も事実です。
今回は、そんないろいろな情報があふれている中から、正しい情報を得る方法や、デマの見抜き方について説明していきます。


目次

・正しい情報の入手先
・こんなデマ、あんなデマ
・メーカーも生産者も頑張ってくれています!
・常に冷静な判断を
・情報入手の助けになるアプリ!


記事一覧
1. ~コロナウイルスの基本情報~
2. ~接触感染と手洗いについて~
3. ~医療機関としての取り組み~
4. ~正しい情報の見つけ方とデマ対策~
5. ~自粛と医療現場の実際~


・正しい情報の入手先

 

さて、これまでのコラムに載せていた情報は、「厚生労働省」のコロナ特設ページや「国立感染症研究所」「国立国際医療センター」などと言った国立の研究機関が出している情報、あとは新型コロナウイルスや、それに準じたウイルスの研究論文など、権威のある(専門的な業界の中でも正しいと思われる)情報の裏付けを元に記事を作製していました。

(国立国際医療センターHPより)

「SNS」や「まとめサイト」の情報がネット上で簡単に閲覧出来る昨今。個人の推測や不安から発した間違った情報が、あたかも正確な情報かのようにドンドン流布されて、社会的なパニックを起こしてしまう可能性も非常に高いので、十分な注意が必要です。
皆が頼りにしているWikipediaでさえ、時には間違った情報を掲載している事だってあるんですよ。

 

・こんなデマ、あんなデマ

 

デマその①:明日からロックダウン(都市封鎖)するよ!

先日、菅官房長官の会見でも話題に上がりましたが、ロックダウンの情報がリークした風な文章がLINEやSNSでチェーンメールとして出回りましたね。

これは、LINEで僕のところに流れてきた文章です。以上のように「知り合いの議員」や「テレビ局の…」「雑誌の…」という又聞きの要素が強く、情報の出どころがハッキリしないのが、こういったデマの特徴です。また、「これこれこういう事で、確信度が高い」など、やたらと信頼性のアピールをしていたりします。もし、この情報が事実に基づいたものであれば、敢えて「信頼できるよ!」という主張をする必要なんてありません。

…でも、これを初めて見た時は、ちょうど首相の緊急記者会見の情報も入っていたタイミングだったので、恥ずかしながら僕も一回惑わされてしまったんですよねぇ。反省です…。

冷静に考えれば「明日から急に、家から一切出られなくなります!」などという制限力の強いものは、そもそも日本の法律上難しいですし、「仕事は?」「食品は?」と言った問題も山積です。日本の政府が準備期間も設けずにそこまで強硬な手段を取るとは考えづらく(個人的見解)、冷静に考えたら見抜けた事だったかなと思います。

 

はい次、

デマその②:自衛隊から新型コロナの情報が!

これは少し古いものなのですが、コロナのパンデミックが起こり始め、世間が感染予防の模索にバタバタしていた頃にLINEで流れてきたものです。

これは「自衛隊から」「中国の研究機関の人間から」ですね。誰が書いたのかは知りませんが、よくもまぁ…ここまで長い嘘の文章を作ったもんだなぁ、と、当時は関心してしまった程なのですが、これは厚生労働省の情報と照らし合わせれば、ウイルスの大きさが全然違うのが分かりますよね。(正確には100 nm = 0.1 μmほどと言われています)

また、「耐熱性が無く26~27℃の温度で死んでしまう」のも、あまりにお粗末な嘘です。人間の体温は36℃前後なので、まさに「飛んで火にいる夏の虫」。体に入り込んだウイルス達は、免疫細胞が出動する間もなく、次から次へと熱で勝手に死んでいきます。(入って来なければいいのに…)

人が70℃の灼熱風呂に飛び込むようなもんです。ダチョウ倶楽部も真っ青です。
流石にちょっと笑いましたが、まぁ、頑張って書いたんでしょうね…。

 

ちなみに、熱湯で有名な草津温泉の外湯でも、お湯の温度は48℃です。僕も入ったことはありますが、1分で茹で蛸みたいに真っ赤になれます。
この草津で有名な「湯もみ」は、かき混ぜる事で熱すぎるお湯の温度を下げ、入りやすくするための方法です。水で薄める事をしないので、温泉の濃ゆい成分はそのままに、また、入浴前の適度な準備運動となったりと、非常に理にかなった文化なんだそうです。

(草津温泉 熱乃湯HPより)

以上の「湯もみ」の情報は、「草津観光協会」や「ゆこゆこネット」という温泉専門のポータルサイトの情報を抜粋してきました。
草津よいとこ一度はおいで~♪

 

 

…というように。

情報ひとつ取っても、出どころ次第でその信ぴょう性はずいぶんと変わってきます。「誰かが言っていた」「ネットで書いてあった」と言うような情報には、必ず罠も潜んでいるという事を忘れないで下さい。情報が錯綜しているこのタイミングこそ、目にしているものが公式な情報・確実な情報と大きくずれていないか、常識的な範疇を逸脱してないかを冷静に判断する必要があります。

 

・メーカーも生産者も頑張ってくれています!

一時期、デマや風評被害から発展したパニックで、食品を始めとするティッシュなどの日用品が街の中から消えてしまいました。買い物カゴいっぱいに食品を買い占める、朝イチでスーパーや薬屋の店頭に何十人もの行列が出来る…なんてニュースにもなりました。

もうティッシュもトイレットペーパーもスーパーで簡単に見かける事が出来ます。カップ麺などの食品も、メーカー・生産者が十分に用意してくれています。

 

・常に冷静な判断を

 

こういう言い方はアレかもしれませんが、「メディアは注目度を上げる為に、ある程度の手段を選ばない」可能性があるという事を、常に頭の端っこでよいので置いておいて頂くと良いと思います。安心出来る内容よりも、不安な内容の方が人の注目度が高いのは世の常です。

先程の買い占め騒動も、メディアが拍車をかけた原因のひとつ、とも考えられます。テレビで「スーパーには買い物客が押し寄せて…」「朝からトイレットペーパーを買うために薬屋に行列が…」なんて場面を目にしてしまうと、「自分も急がないとヤバい!!」という不安にかられるのが典型的な集団心理です。

メディアはけして嘘をついているわけではないのですが、「溺れる者は藁をもつかむ」と言います。「買い占め」などに走る人々を突き動かす強烈な不安が、さらなるパニックを生み出します。「必要なもの・不要なもの」「急を要する・要さない」。常に冷静な判断・行動を心がけてください。

 

・情報入手の助けになるアプリ!

 

ちなみに最近、自分は「NewsDigest」というアプリから日々の感染者の増加・発生エリア・新情報などを入手する事が主になっています。非常に見やすくまとめられていますので、もし興味があったらダウンロードしてみて下さい。

NewsDigest アプリダウンロード → iPhone 版 Android 版

(2020年4月9日現在)

 

合言葉は「正しく知る、正しく恐れる」!

 

青山通り歯科 矢島

 

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1. ~コロナウイルスの基本情報~
2. ~接触感染と手洗いについて~
3. ~医療機関としての取り組み~
4. ~正しい情報の見つけ方とデマ対策~
5. ~自粛と医療現場の実際~

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