こんにちは。赤坂の青山通り歯科、院長の矢島です。

ここ最近、「この時期、お医者さんに行っても大丈夫?」と言った声を時々聞きます。その気持ち、とても理解出来ます。言われる立場としてはちょっと複雑でもありますが、今回はそういった医療機関としての新型コロナウイルス対策について「こんな取り組みをしているんだよ」という内容でお話します。

(途中で天ぷらが出てきますが、あまり気にしないで下さい。)

 

ちなみに今日、厚生労働省より新型コロナウイルスの感染対策について、具体的な注意事項がアップされました。

 

・家庭内でご注意いただきたいこと ~8つのポイント~

 

・新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために

 

感染経路や感染のリスクなどについては、これまでの

新型コロナウイルス感染対策について正しい知識を!

新型コロナウイルス感染対策について正しい知識を! その2 ~接触感染と手洗いについて~ 

でも触れてきた内容とかぶる部分も多いと思いますが、やはり基本は「マメな消毒・手洗い」や「不特定多数の人が集まる・触れる場所に気をつける」という事かと思います。

 

・医者、歯医者に行くのは安全なの?

 

さて、「不特定多数の人が集まる・触れる場所」という事です。

具体例をあげればキリがないとは思うのですが、スポーツ・コンサートなどのイベント事大型商業施設アミューズメント施設などは勿論の事…細かい事を言えば、飲食店・スポーツジム・スパ・銀行や役所など、外に出ればほぼ全ての施設がそれに該当します。勿論、僕ら「医療機関」もそうです。

 

医科・歯科と言った医療機関は、「多数の人が集まる場所」そして「唾液や体液と言った、接触感染のリスクを含んだもの」を扱う機関のため、僕らをはじめ患者さんと患者さんの間でも院内感染(病院の中での感染)を起こしてしまうリスクは十分にあります。

(来院される方が特定出来る、という意味ではいくらか安心かもしれませんが。)

 

なので、各医療機関ではそういった不安に対する最大限の努力を余儀なくされていると思います。

当院では、感染拡大の可能性が出てきた頃から、受付に手の消毒用のアルコールスプレー(アルコール濃度70%)や、患者さん向けのマスクを用意しています。マスクはだいぶ減ってきました。

アルコールもリッター単位で在庫を確保しているので、じゃんじゃん使ってやって下さい。在庫余っても困ります!遠慮して感染されても困ります!

また、昼・診療後の2回。ドアノブや洗面所の蛇口と言った、人が手で触れる可能性が高い箇所のアルコール消毒を徹底的に行っています。

当院はアルコール濃度77%の「ドーバーパストリーゼ」をずっと使っています。

 

ですが、アルコール消毒剤も現在の確保が非常~~~~に困難です。医療機関専門の材料屋さんからも、マスクや手袋などについて「在庫がなくなりました」「次の入荷時期が未定です」「1医院◯個まででお願いします」と言った文言のFAXがガンガン流れて来ます。

僕らにとってマスクや手袋、消毒は絶対必需品。天ぷら屋で油の在庫が無くなるようなものです。

現在各医院、死にものぐるいで在庫の確保をしていると思うので、この先数ヶ月は大丈夫かと思いますが、1日も早くこの異常事態から脱する事をただ願うばかりです。

 

他院でも、「スタッフの体温測定」「ゴミ箱を手の触れないタイプに交換」「電車を使用しないで出勤」「支払いのキャッシュレス推奨」など、少しでも出来る事をやっていっていると聞きます。また、これ以外にもいろいろと各医院が全力を尽くして対応にあたっていると思います。

 

因みに、当院では開院当初から、診療中の白衣のままでお昼休みなどに外に出ることは禁止しています。

いろいろ付いているかも知れない格好で外に出るのは汚いですし…外からなにを付けて来るかも分からないですし…。

ちょっとした手間だとは思いますが、これもとても大事な事だと思っています。

 

・スタンダードプレコーション

 

また、当院では診療に使用する器具のひとつひとつをパッキングして、完全な滅菌処理をする事を続けています。

これは、「スタンダードプレコーション(standard precaution)」という考え方に基づいた「標準予防策」と言われるもので。

要は「誰が何に感染してるかなんて分からないから、いっそ患者さん全員に気をつけて対応しましょう!」というものです。

「本人から病気の申告がある」「見るからに具合が悪そう」な患者さんであれば、「あぁ、じゃあ感染しない・させないように気をつけましょうね」となるのは勿論の事です。ただ、ご自身でも自覚がなかったり、感染症を持っていたとしても申告されないというケースも十分に考えられます。

なので、「患者さんは全員、感染の可能性があると仮定して、器具の消毒や自らの防護を徹底しよう」という考えにたどりついたのがスタンダードプレコーションです。「気を抜くなよ!」って事です。

 

なので、

これは ↑ フリー素材の写真なのですが、こうやって素手で機材を触るのは…本当は駄目です!

世の中には、今回の新型コロナウイルスよりも感染力の強い菌・ウイルスや、手で触れただけで感染してしまうウイルスなんかも存在しているんです。直、僕らだってウイルスは目に見えないものなので恐いんです。

 

・医療機関は徹底して感染対策をしている

 

このように、各医療機関では今回のような大規模な感染症が話題になる以前から基本的な感染症対策は行っています。

今回ばかりは「感染力が強い事」と「規模の大きさ」、「国策として動いている」事などから特別な追加対応も行っていますが、僕らも「毎日全力でコロナウイルスと戦っている」という事を皆さんに少しでもご理解いただけたら幸いです。

 

 

 

矢島

青山通り歯科